絵本織田信長記

絵本織田信長記

歴読誌の信長特集。
何といってもその分量の多さに驚く。
表紙は、安土城。着色を加えた天主は最上層の屋根の色が違うのがイイ。
本編はその量から、どれを取り上げるか迷うほど多い。
信長、将軍義昭を攻める
では梶川弥三郎が一番乗りを果たすのを描かれてる。
しかしながらこの絵、柳山方面から槇島城へと渡河している背後に山が見えるが、
あの方面に見える山は後に伏見城が築かれる木幡山。
しかし、この山並みは宇治の山並みに見える。
どうやら、作者は槇島城を東側と考えて描いたのではないでしょうか。

鈴木重幸、信長を狙撃す
では天正四年の本願寺攻めのおりの負傷を、鈴木の狙撃としている。
急所を外れていたが、わざと落馬して敵の目を欺くとは面白い。
これが、智鉄丸だったんですね。

信長、凶夢を見る
は、面白い。信長が午年である事の証左の一つとしてあげられよう。
また、この頃から正月二日に見る夢は、初夢だったんですね(笑

織田信長研究 最前線では各専門の方の論考がずらっと並ぶ。
金子氏の「信長記」研究の現在では、共同研究を行っていらっしゃる代表者さんの中間報告とも
いうべきものでしょうか。
信長記の研究成果の経緯を書いていらっしゃり、問題点やこれからのありようなど論考されてる。
角川文庫の信長公記は、注釈や読み下しなど使いやすいものとなっているが、もう何十年も経過しているので、新しく分かった事もあるでしょう。
一番気になってるのは、昨今の市町村合併による現在地の違い。
例えば、勝幡城跡は現在愛西市、角川版は佐織町。
この調査後のテキストに期待する。
この項の最後に自筆本入手における系図の載せられてる。
旗本花房家からの伝来の手がかりの今後の成果に期待している。

この本の広告に、今後楽しみな予告を見付けた。
歴史と古典
信長公記を読む 堀新編 吉川弘文館
尾張 織田一族 谷口克広著 新人物往来社
が刊行されるそうだ。発売が待たれる。
スポンサーサイト
Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
 

~ Comment ~

  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索